ゴンサロ・イナシオは2001年8月25日、ポルトガルのリスボン都市圏アルマダで生まれた。スポルティングCPの育成組織で早くからプレーし、2020年にルーベン・アモリム監督の下でトップ昇格を果たした。左側センターバックとして配球の質とゲームの読みを両立させる、ポルトガルサッカー界でも有数の技術型若手センターバックとして頭角を現した。
スポルティングCPでは2020-21シーズン以降、定期的にスターターとして出場。19年ぶりのリーグ優勝となった2020-21のリーガ・ポルトガル制覇に貢献し、その後の国内タイトル争いやUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ進出を経験した。クラブで150試合以上の出場を数え、スポルティングのアカデミーが輩出した最も完成度の高いディフェンダーの一人と見なされている。プレミアリーグおよびセリエAのクラブからの関心も続き、ルーベン・アモリムのマンチェスター・ユナイテッド就任後も後任監督の下で主力であり続けた。
ビルドアップへの参加や攻撃フェーズへの貢献という付加価値とともに、リーガ・ポルトガルで最も価値ある資産の一人として評価を維持している。複数のチャンピオンズリーグキャンペーンを通じて安定したパフォーマンスを見せ、ビッグゲームでの落ち着きが欧州スカウトの評価を高めた。
ポルトガル代表にはロベルト・マルティネス監督下で2023年にデビュー。2024年UEFA欧州選手権(準々決勝まで進出)に参加し、2026年W杯予選でもアントニオ・シルヴァ、ルーベン・ディアスに次ぐ左サイドセンターバックの主力オプションとして定期的に選出されている。
身長186センチの左利きセンターバック。配球、ポジショニング、ボールを持った時の落ち着きは、より技術志向の若いペペを思わせる。3バックの左センターバックポジションはルーベン・アモリムのシステムの中で習熟したもので、プレスを受け流して攻撃を起動する能力はポルトガルの現代的な守備思想のキープロフィールとなっている。
