アルフォンス・アレオラは1993年2月27日、フランス・パリでフィリピン系の家庭に生まれた。幼少期にパリ・サンジェルマンのアカデミーへ入り、フランスでも特に要求水準の高いGK育成環境で成長。PSGトップチームへ一直線に定着するのではなく、レンタル移籍を通じてシニア経験を積む形でキャリアを切り開いた。
キャリア中盤は、慎重に選ばれたレンタル先とタイトル経験によって形作られた。ランスではリーグ・ドゥ優勝を経験し、バスティアで評価を高め、ビジャレアルではラ・リーガの正GKとして活躍した。PSG復帰後は国内タイトルを獲得し、さらにレアル・マドリード、フラムでチャンピオンズリーグ、ラ・リーガ、プレミアリーグを経験。レアルでは出場機会こそ限られたが、2019-20シーズンのリーグ優勝メンバーでもあった。
ウェストハム・ユナイテッドには2021年にレンタルで加入し、その後完全移籍へ移行した。2022-23 UEFAヨーロッパカンファレンスリーグでは重要な場面でセーブを重ね、クラブに数十年ぶりの欧州タイトルをもたらす一員となった。以降も東ロンドンで経験豊富なGKとして扱われ、落ち着きと欧州での実績を評価されている。
フランス代表では長年代表枠に入り、2018年FIFAワールドカップ優勝メンバーにも名を連ねた。ウーゴ・ロリス、マイク・メニャンらの背後にいる期間が長く出場数は限られるが、代表トーナメントの空気を理解する信頼性の高い控えGKとして位置付けられてきた。
身長約195センチの右利きゴールキーパー。長いリーチ、滑らかな反射神経、クロス対応での落ち着きが特徴である。マヌエル・ノイアーほど前に出るタイプではないが、体格と冷静なシュートストップは、より控えめなウーゴ・ロリスを思わせる。
