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20年ぶりにFIFAワールドカップ2026へ帰ってきたチェコ代表をチーム単位で紹介。独立国として2回目の出場・チェコスロバキア時代の準優勝・ミロスラフ・コウベク監督の戦術、パトリック・シックら注目選手、プレーオフ突破の物語とグループA(メキシコ・韓国・南アフリカ)の展望までまとめました。
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20年ぶりに、チェコがワールドカップの舞台へ帰ってきます。欧州選手権で何度も存在感を放ってきた伝統国が、パトリック・シックの一撃、トマーシュ・ソウチェクの高さ、そして粘り強い守備を武器に、北中米の夏へ乗り込みます。グループAでは開催国メキシコ、韓国、南アフリカと同組。派手な本命ではなくても、組で一番怖い伏兵として、ノックアウトステージを本気で狙えるチームです。

チェコのサッカー史を語るとき、まず浮かぶのはチェコスロバキア時代の栄光です。1934年と1962年のワールドカップでは準優勝。1976年の欧州選手権では優勝を果たし、欧州の強豪国として確かな足跡を残しました。
独立後のチェコ代表も、その流れを受け継いできました。EURO 1996では初出場ながら準優勝。カレル・ポボルスキー、パベル・ネドベド、ウラジミール・シュミツェルらの世代は、技術と勝負強さで欧州を沸かせました。2004年の欧州選手権ではベスト4に進み、ネドベド、ヤン・コレル、ミラン・バロシュ、ペトル・チェフらを擁したチームは、いまも多くのファンの記憶に残っています。
ただし、ワールドカップ本大会とは長く縁がありませんでした。独立国チェコとしての初出場は2006年ドイツ大会。その後は予選で苦しみ、2010・2014・2018・2022年と本大会を逃します。だからこそ、2026年の帰還には重みがあります。PK戦を2度制してつかんだ切符は、ただの出場権ではなく、欧州の伝統国がもう一度世界へ名乗りを上げる合図です。
チェコの軸は、まず堅さです。中盤と最終ラインの距離をコンパクトに保ち、相手に簡単な前進を許さない。ボールを奪えば、無理に長く持つよりも、早めに前線へ届けてゴールに迫ります。華麗なポゼッションで支配するというより、試合を粘り強く進め、勝負どころで一気に刺すチームです。
大きな武器になるのがセットプレーです。ソウチェクをはじめ空中戦に強い選手がそろい、コーナーキックやFKの一つが試合の流れを変えます。そして前線にはシックがいます。少ないチャンスでも左足を振れば空気を変えられるストライカーがいること。それが、チェコを相手にするチームにとって最大の怖さです。
パトリック・シックは、チェコの攻撃を一撃で完結させるエースFWです。ゴール前の冷静さに加え、遠い位置からでも狙える左足があり、均衡した試合ほどその価値が際立ちます。
トマーシュ・ソウチェクは中盤の支柱であり、セットプレーの最大の脅威です。守備で体を張り、ゴール前にも飛び込むその存在感が、チェコの粘り強さを形にします。
アダム・フロジェクは、前線の複数ポジションをこなせる万能型アタッカーです。受けてよし、運んでよし、最後の局面にも入っていけるため、シックを孤立させない重要なピースになります。
ルカーシュ・プロヴォドは、チェコの攻撃に創造性をもたらすMFです。正確な左足と広い視野で、堅い試合の中に決定的なパスやクロスを差し込めます。
チェコはグループAに入り、初戦の6月11日に韓国、第2戦の6月18日に南アフリカ、第3戦の6月24日にメキシコと対戦します。
欧州勢として見れば、チェコはこの組で十分に突破を狙える立場です。開催国メキシコはもちろん手強く、韓国も簡単な相手ではありません。それでも、堅守で試合を壊さず、セットプレーで先に動かす展開に持ち込めば、グループA最大の伏兵になる可能性は十分です。
北中米開催のため、日本でのキックオフは深夜から午前帯にかかります。初戦の韓国戦は日本時間6月12日午前11時、第2戦の南アフリカ戦は6月19日午前1時、第3戦のメキシコ戦は6月25日午前10時の予定です。見逃さないために、チェコ代表の全試合をカレンダーに登録しておくのがおすすめです。
Q. チェコはW杯2026で何度目の出場ですか? 独立国チェコとしては2回目の出場です。前回は2006年ドイツ大会で、チェコスロバキア時代を含めると10回目になります。
Q. チェコのグループの対戦相手は? グループAで、メキシコ・韓国・南アフリカと同組です。初戦は6月11日の韓国戦です。
Q. 過去最高成績は? 独立国チェコとしては2006年大会のグループステージです。歴史的には、前身のチェコスロバキアが1934年と1962年にワールドカップ準優勝を果たしています。
Q. 監督は誰ですか? ミロスラフ・コウベク監督です。UEFAプレーオフでアイルランド、デンマークとのPK戦を制し、チェコを20年ぶりのワールドカップ本大会へ導きました。