ヘンリク・ムヒタリアンは1989年1月21日にアルメニア・エレバンでサッカー一家に生まれた。父ハムレットはFCアララト・エレバンのストライカーだったが、7歳のときに早世。少年時代をフランスと祖国で過ごし、FCピュニクで頭角を現してアルメニア・プレミアリーグ4連覇、最優秀選手にも複数回選出された。
2010年にメタルルフ・ドネツクへ、2011年にシャフタール・ドネツクへ移籍。2012-13シーズンにはウクライナ・プレミアリーグ歴代最多の25得点を記録した。2013年に2750万ユーロでボルシア・ドルトムントに加入し、2015-16シーズンにはブンデスリーガ最多の15アシストでチームを牽引した。
2016年にはアルメニア人として史上最高額となる約3000万ポンドでマンチェスター・ユナイテッドへ。2017年ヨーロッパリーグ決勝アヤックス戦で決勝点を奪い、アルメニア人初のメジャー欧州タイトル獲得者となった。その後アーセナル、ローマを経て2022年フリーでインテル・ミラノへ。2023-24と2025-26のセリエA優勝、複数のコッパ・イタリア、チャンピオンズリーグ決勝2度進出など、晩年もタイトルを積み上げ続けている。
アルメニア代表では長年キャプテンを務め、通算32得点で歴代最多得点者、最多出場記録保持者でもあり、2022年3月に約20年に及ぶ代表生活を引退した。
ピッチ外では8カ国語近くを操るポリグロットとしても知られ、攻撃的MFとしての視野・ドリブル・パスレンジに加え、アルメニアサッカー史を代表する存在として今も尊敬を集めている。


