ハーコン・ラフン・ヴァルディマルソンは2001年10月13日、アイスランドで生まれた。ゴールキーパーへの道はやや異例で、当初はフィールドプレーヤーとしてプレーし、ハンドボールにも関わっていた。KRやグロッタのアカデミー周辺で過ごした後、10代で本格的にGKへ転向し、アイスランドの下部リーグ、そしてグロッタの昇格過程で急速に評価を高めた。
グロッタではアイスランド国内での昇格とトップリーグでの経験を得た。そのパフォーマンスにより、2021年にスウェーデンのIFエルフスボリへ移籍。最初のシーズンから絶対的だったわけではないが、正GKとなってからはアルスヴェンスカン屈指のゴールキーパーへ成長した。2023年にはリーグ年間最優秀GKに選ばれ、多くのクリーンシートを記録し、エルフスボリがマルメと勝ち点で並ぶ上位争いを支えた。
ブレントフォードは2024年1月、明確な伸びしろを持つ若手GKとしてヴァルディマルソンを獲得した。当初は経験あるシニアGK陣の後ろで学び、2024年12月のブライトン戦で負傷したマルク・フレッケンに代わってプレミアリーグデビュー。0-0の試合でクリーンシートを達成した。2026年4月には成長を評価され、2030年までの長期契約と追加オプションを得ている。
アイスランド代表では2023年11月のポルトガル戦でA代表デビューを果たした。2010年代後半の黄金世代以降、代表が部分的な刷新に入る時期に現れたGKである。代表での実績はまだ発展途上だが、サイズ、スウェーデンでのリーグ経験、プレミアリーグ環境を考えれば、長期的な代表正GK候補として自然な位置にいる。
身長約195センチの右利きゴールキーパー。リーチ、ボックス支配、クロス処理に強みを持つ。ブレントフォードのGKコーチ陣は、サイズがありながら機敏で反応が速い点を評価しており、ハンドボール経験は高いボールへの協調性や自信につながっている可能性がある。スタイル面では、若い頃のフレデリク・レノウを思わせる。北欧系GKらしい基礎、広い守備範囲、ポゼッションを意識したチームに入れる配球を備えたタイプである。


