ペレンダ・ジョシュア・トゥンガ・ダシルヴァは1998年10月23日、ロンドン東部イルフォードで生まれた。幼少期にアーセナルのアカデミーへ入り、10年以上をガナーズの育成組織で過ごした。左利きのミッドフィールダーとして技術と強いキックを磨いたが、トップチームへの道が狭まると新契約を断り、2018年8月に19歳でブレントフォードへ加入した。
ブレントフォードで定位置を得るまでには時間がかかったが、チャンピオンシップで才能は明確になった。左足で巻くようなゴールは代名詞となり、2019-20シーズンには中盤の主力としてリーグ10得点を記録。ブレントフォードのプレーオフ決勝進出に大きく関わった。翌シーズン序盤には新契約を結んだが、深刻な股関節の問題が最高の勢いを遮り、昇格シーズンの大半を欠場することになった。
プレミアリーグでのブレントフォードにおけるダシルヴァの物語は、上質な才能が怪我に何度も中断されるものだった。2022-23シーズンには力強く復帰し、多くのリーグ戦に出場。開幕節のレスター戦では感情的なゴールを決めた。しかしその後もハムストリング、ACLの負傷により出場は制限された。クラブは2024年にも契約を与え、このブレントフォード記録上では、稼働率に評価を左右されながらも技術的な天井が明らかなミッドフィールダーとして扱われる。
代表歴ではイングランドの複数年代でプレーしており、2017年U-19欧州選手権優勝世代の周辺にもいた。A代表には届いていないが、それは中盤の競争の激しさに加え、重要なアピール期間を怪我で失った影響も大きい。代表プロフィールとしては、シニアでの実績よりも強いユース経歴として理解するのが適切である。
身長約184センチの左利きセントラルミッドフィールダー。8番、低めの前進役、攻撃的MFとして構造に応じてプレーできる。受ける時のバランス、パスの重さ、ボックス外から巻いて狙うシュートが大きな特徴である。スタイル面では、ムサ・デンベレの運ぶ強さに、より直接的なシュート意識を混ぜたような選手と言える。課題は才能ではなく、その才能を1シーズン通してピッチ上に置き続けられるかだった。


