ヴァルデマー・アントンは1996年7月20日にウズベキスタン・アルマリクで、ロシア系ドイツ人の両親の下に生まれた。家族は彼が2歳のときにドイツへ移住し、ドイツ社会への同化のため、両親が公式名を「ヴラジーミル」から「ヴァルデマー」へ改名した経緯がある。ハノーファー96の育成組織で育ち、2016年にブンデスリーガデビューを飾った。
2020年7月にVfBシュトゥットガルトへ移籍し、2023年8月にチームキャプテンに就任。2023-24シーズンのブンデスリーガ準優勝に貢献した。2024年7月、ボルシア・ドルトムントが約2250万ユーロの4年契約で、マッツ・フンメルスの後継者として獲得した。本人は数カ月前にシュトゥットガルトへの忠誠を公言していたため、ファンの間で物議も醸した。
ドイツ代表ではU21時代に2017年UEFA・U21欧州選手権優勝、2019年大会では準優勝を経験した。2024年3月のフランス戦でA代表デビューし、EURO2024本大会にも招集され、ドイツのベスト8入りに貢献。ロシア・ウズベキスタン代表資格も持っていたが、ドイツ代表を選んでいる。
身長189センチの右利きCBで、空中戦の支配力、冷静な配球、戦術的成熟度を兼備。ブンデスリーガで長くレギュラーを張ったベテラン格として、フンメルス後の最終ラインを支える役割を担っている。
