キーン・ウィリアム・ルイス=ポッターは2001年2月22日、イングランドのキングストン・アポン・ハルで生まれた。地元でサッカーを始め、14歳前後でハル・シティのアカデミーへ加入した。多くのアカデミー有望株より遅い入り方だったが、ジュニア時代から多くの得点を重ねていたフィニッシュ感覚と競争心はすぐに目立った。17歳でプロ契約を結び、2018-19シーズンにはすでにユースとシニアの環境を行き来していた。
ハルでのブレイクはクラブが苦しい時期に訪れた。2019年1月のFAカップ、ミルウォール戦でシニアデビューし、ブラッドフォード・パーク・アヴェニューへの短期レンタルも経験。その後、ハルがリーグ1へ降格し、即座にチャンピオンシップへ戻る過程で重要な選手となった。優勝シーズンに多くの得点を挙げ、2部復帰後も結果を残したことで、イングランドU-21代表とプレミアリーグクラブの関心を引き寄せた。
ブレントフォードは2022年7月、6年契約でルイス=ポッターを獲得した。1年目は膝の怪我に邪魔されたが、その後は柔軟性によって重要度を増した。当初はボックスへ入るウインガー、フォワードとして見られていたが、徐々に左サイドの守備や中盤で起用されるようになり、2024-25シーズンには左サイドバック、左ウイングバックへの適応がチーム内の大きな収穫となった。2025年1月には2031年までの長期契約を結んでいる。
イングランド代表ではU-21でプレーしている。欧州選手権予選でU-21デビューを果たし、そのレベルで得点も記録したが、A代表招集はまだない。左サイドの守備的役割へ移行したことは、左サイドバック層がしばしば議論されるイングランド代表において将来的な話題を変える可能性がある。ただし現時点での代表歴は年代別代表にとどまる。
身長約170センチの右利きワイドプレーヤー。攻撃的な動き出しから、攻守両面のサイドワークへとプレー範囲を広げている。アタッカーとしてはファーポストへの入りと最終ラインへの飛び出し、ウイングバックとしてはスタミナ、スピード、守備集中力が武器になる。スタイルの変化は、ウインガーからサイドバックへ転向した晩年のアシュリー・ヤングを思わせるが、ルイス=ポッターはそれをずっと早い年齢で行っている。ブレントフォードが評価するのは、謙虚さ、適応力、そして結果への関与の組み合わせである。
