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2022年にアフリカ・アラブ勢初のベスト4へ進んだモロッコ代表をチーム単位で紹介。FIFAランク8位・7回目の出場・最高成績4位・モハメド・ウアビ監督の戦術、アクラフ・ハキミら注目選手、ブラジルと首位を争うグループC(スコットランド・ハイチ)の展望までまとめました。
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2022年カタール大会の旋風は、偶然ではありませんでした。アフリカ勢・アラブ勢として史上初のベスト4に進んだモロッコ代表は、いまや「番狂わせを起こすチーム」ではなく、優勝候補を本気で倒しにいくアフリカの雄です。アトラス・ライオンズが狙うのは、ベスト4のその先です。

モロッコ代表がワールドカップ史に最初の大きな足跡を刻んだのは1986年メキシコ大会です。イングランド、ポーランド、ポルトガルと同じ組に入りながら首位で突破し、アフリカ勢として初めて決勝トーナメントへ進出しました。ラウンド16では西ドイツに終盤の失点で敗れましたが、この大会はアフリカサッカーの可能性を世界に示す原点になりました。
その後は出場と空白の時期を繰り返しながら、2018年ロシア大会で20年ぶりに本大会へ復帰。結果こそグループ敗退でしたが、スペイン、ポルトガル、イランと競り合った経験が、次の飛躍への土台になります。
そして2022年カタール大会。モロッコはクロアチア、ベルギー、カナダの組を首位で突破し、ラウンド16でスペインをPK戦の末に撃破。準々決勝ではポルトガルを1-0で退け、アフリカ勢・アラブ勢として初のベスト4に到達しました。ブヌ、ハキミ、アムラバト、エン=ネシリらを中心に築いた黄金世代は、世界の見方を変えました。
2026年のモロッコは、その記憶を背負うだけのチームではありません。ランキングはトップ10に入り、予選も圧倒。2022年の「奇跡」を、2026年には「実力」として証明しにいきます。
モロッコの強みは、粘り強い組織守備と、ボールを奪った瞬間の鋭い速攻です。自陣ではコンパクトなブロックを保ち、相手の中央突破を閉じる。そこからサイドへ素早く展開し、ハキミの攻撃参加や前線の走力を使って、一気にゴール前まで運びます。
2022年にスペインやポルトガルを苦しめた堅守は、いまも大きな武器です。ブヌの安定感、アムラバトの広い守備範囲、最終ラインの集中力が、強豪相手でも試合を壊させません。一方でブラヒム・ディアスの創造性が加わり、カウンターだけでなく、相手を押し込んだ局面での崩しにも厚みが出ています。
新監督ワービのもとで問われるのは、2022年の強度と一体感を保ちながら、より多くの試合で主導権を握れるかどうか。堅く守って一撃で刺すチームから、勝ちにいく時間帯を自分たちで作れるチームへ。その進化が、ベスト4の先に届く条件です。
アクラフ・ハキミは、世界屈指の右サイドバックであり、モロッコ代表の象徴です。守備の強度、スピード、攻撃参加の迫力で、右サイドから試合の流れを変えます。
ブラヒム・ディアスは、密集をほどく創造性を持つアタッカーです。相手が引いた試合で違いを作り、モロッコの攻撃に新しい選択肢を与えます。
ユセフ・エン=ネシリは、高さと決定力でゴール前の基準点になるFWです。2022年のポルトガル戦で見せたように、一本のクロスを歴史的なゴールに変える力があります。
ヤシン・ブヌは、2022年の英雄であり、世界級の守護神です。PK戦での存在感とビッグセーブは、トーナメントを勝ち上がるうえで大きな武器になります。
ソフィアン・アムラバトは、中盤の運動量と守備でチームを支える要です。相手の攻撃の芽を摘み、奪ったボールを前へつなぐ役割で、モロッコの強度を保ちます。
モロッコはグループCに入り、初戦の6月13日にブラジル、第2戦の6月19日にスコットランド、第3戦の6月24日にハイチと対戦します。
初戦からブラジル戦という組み合わせは重い一方、モロッコの現在地を示すには最高の舞台です。2位以内は当然狙える力があり、首位通過も現実的な目標。2022年に世界を驚かせたチームが、今度は「驚き」ではなく「本命の一角」としてグループCを突破しにいきます。
北中米開催のため、日本でのキックオフは早朝中心になります。初戦ブラジル戦は日本時間6月14日午前7時の予定。週末朝の大一番を見逃さないために、モロッコ代表の試合をカレンダーに登録しておくのがおすすめです。
グループCは、ブラジルとモロッコの首位争いに、スコットランドとハイチがどう絡むかが焦点です。日程変更や放送予定の確認も含め、カレンダーで追える形にしておくと安心です。
Q. モロッコはW杯2026で何度目の出場ですか? 7回目の出場です。1970年に初出場し、2022年カタール大会ではアフリカ勢・アラブ勢として史上初のベスト4に進みました。
Q. モロッコのグループの対戦相手は? グループCで、ブラジル・スコットランド・ハイチと同組です。初戦は6月13日のブラジル戦です。
Q. 過去最高成績は? 2022年カタール大会の4位です。スペイン、ポルトガルを破って準決勝に進み、アフリカサッカーの歴史を塗り替えました。
Q. 監督は誰ですか? モハメド・ワービ監督です。2026年3月にワリド・レグラギ監督の後任として就任し、2026年大会でA代表を率います。